公開日: 2018年6月28日 - 最終更新日:2020年3月22日

京都のマンションで気になる梁型(はりがた)をデザインする

越尾亮太
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リフォームのご相談も増え、工事も始まり、毎日いろいろな変化を楽しんでいる越尾(こしお)です。
ちょっと大変なときもありますが、やりがいを感じています!

今回は、マンションリフォームシリーズ第5弾で「 マンションで気になる梁型(はりがた)をデザインする 」 についてとなります。

マンションの梁型(はりがた)って結構気になりますよね、そこで今回はマンションの梁(はり)が少しでも圧迫感を感じないような工夫についてご紹介いたします。

目次

  1. なぜマンションの梁型(はりがた)は気になるのか?
  2. 梁(はり)を目立たせない工夫
  3. 梁型につける間接照明
  4. 曲線(アール)でデザインする
  5. 梁型のデザインのまとめ

1.なぜマンションの梁型(はりがた)は気になるのか?

まずは梁型の入隅(いりずみ)と出隅(ですみ)について考えてみましょう。
下の写真で入隅に廻り縁(まわりぶち)と言われる見切り材があるのがわかりますか?

つまり廻り縁は天井と壁をはっきり区分することでマンションでは梁を目立たせる部材になってしまっているケースが多くあります。
ここで入隅と出隅のイメージについて

入隅は影をつくり狭い方法に向かっていくイメージ。
出隅は、角(鋭角な物)が自分に向かってくるイメージと言われております。
つまりどちらも違和感がある部分となります。
ということでマンションの梁型や柱は入隅や出隅が多くありますので違和感があったり、圧迫感を感じることになります。
もちろん壁や天井から出ているので圧迫感があるのは、当たり前かもしれませんが、その理由の1つに入隅、出隅の上記のイメージを覚えておいていただければと思います。

2.梁(はり)を目立たせない工夫

それでは、あまり費用をかけずに梁を目立たなくする工夫をご紹介します。
天井と壁の間にある廻り縁(まわりぶち)をとってしまうことです。
最近の戸建て新築のマンションではフクビというプラスチックの白くて細い部材で見切り部分を目立たなくしております。
さらに壁と天井を同じクロス(又は同じ仕上げ材)にすることによりお部屋の一体感から梁を目立たなくさせます。

3.梁型につける間接照明

上記の2の方法でも入隅には影が出来てしまいます。
そこでこの入隅に照明をあてます。下の写真のように入隅から天井を照らし、下は梁の側面を照らす間接照明にすることより、とても柔らかく梁が目立たたなくなります。

上の写真は、梁の側面に照明を付け、照明を隠すように幕板を取りつけて上下を照らすようにした間接照明のリフォーム事例です。

4.曲線(アール)でデザインする

最後は、特に出隅に対する対策として角を曲線(アール)にすることです。
しかしマンションの梁は構造体なので削ることはできませんので、下の写真のようにアールでデザインすることにより出隅が目立たなくなります。
さらに間接照明にすることより天井が照らされ広がりを感じられようになります。

5.梁型のデザインのまとめ

最後にこれまでご紹介したことをまとめさせていただきます。
天井と壁の廻り縁を取り、壁と天井のクロスを同じものにする、または、逆に壁と天井を全く違う色や素材でアクセントにしてしまいます。
さらに間接照明で入隅を目立たないようにする。最後に出隅をデザインすることにより、邪魔に感じていた梁は、素敵に見えるデザイン・アートに生まれ変わります。

↑当社マンション施工事例(営業担当:越尾)

今回まで5回に分けてご紹介したマンションリフォームのお客立ち情報

①部屋の物が片付かない原因と対策~ 築25年のマンション編 ~

②マンションの玄関やホールが暗い・狭いときの解消方法

③子供が増えて・・・親と同居で・・・部屋数が足りないとき

④マンションのカビや結露は当たり前? 結露の原因と対策

⑤マンションで気になる梁型(はりがた)をデザインする

の5つは、すべて当社のリフォームでの改善させていただいた事例となりますので、気軽に「お問い合わせ」いただければと思います。

次回からは、また別のテーマでお役に立てればと思っております。

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越尾亮太

京都支店長:10年間過ごした大変思い入れのある京都で、当社の北海道で培った安心で快適なリフォームをご提案させて頂きます。どうぞお気軽にご相談ください。
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