公開日: 2018年4月26日 - 最終更新日:2018年4月29日

京都でリフォーム見積もり比較の5つのポイント

織江強志
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先日、京都国際写真祭(KYOTOGRAPHIE 2018)のK-NARF(京都市中央市場)会場に行ってきたWEB課の織江(おりえ)です。
市場で働く方々の写真です。素晴らしい企画ですね。
展示方法にもびっくり! 京都市内の19か所で色々な展示がされているようです。

さて私の場合は、WEB上でご相談担当をしておりますので、お客様からのご相談の中で多いリフォームの価格について今回は書かせていただきます。
見積の金額の違いにはいくつかポイントがございますので、ご参考にしていただければと思います。

目次

  1. 1.どこからの施工になるのか?
  2. 2.商品価格の違い
  3. 3.意外と知らない?商品の違い
  4. 4.施工技術の違いを比較
  5. 5.プラン・提案・対応を比較
  6. 6.まとめ

1.どこからの施工になるのか?

まず実際の見積もり比較を事例にご説明したいと思います。
例:リビング10帖の床・壁・天井を見積もりした場合。
A社25万円、B社50万円。
なんと倍も金額が違うではありませんか? ?
内容は、A社は現在の床の上にフロアーを重ね張りして壁と天井はクロスのみの貼り替えなので25万円。
B社は、床を剥がして断熱材を入替、壁も外壁側はボードまで剥がして断熱材の入替と合わせてコンセントやスイッチなどの取替も入れているので50万円。
断熱も結露も構造も問題なければ、A社の提案の25万円のリフォームで良いかと思います。
寒さや結露などでクロスが剥がれている場合はB社の提案の方が良いということになります。
建物は見える部分が3割程度、見えない部分が7割程度と言われております。
そして見えない部分を含め4段階で構成されております。

①:構造体(柱や梁など)
②:木下地(ボード材を貼るための下地)
③:ボード下地(仕上げ材を貼るための下地ボードや合板)
④:仕上げ材(フロアーやクロスなど)
先程のA社、B社の見積もり事例のようにどこから施工するか?、なぜそこから施工するか? をしっかり確認することがポイントとなります。

2.商品価格の違い

住宅設備機器や商品につきましては、リフォーム業者によって、割引率の良いメーカーや商品が異なります。
そのリフォーム業者でよく使用するメーカーの商品がお得になりますので、お客様からはリフォーム業者に率直に、キッチンならどのメーカーのどの商品ランクがお得になるか? 等を業者ごとにお聞きした方が良いと思います。
お客様のお好みのメーカーがある場合は別ですが、できるだけリフォーム会社がおすすめする商品の方がお得になるかと思います。

見積もり比較をするときのポイントですが、同じメーカーの同じ品番で大きな差があった場合も価格だけで単純比較しない方が良いかと思います。
業者側も商品で比較されることがわかっておりますので、仕入原価で提示して手間や諸経費などに利益を振り分けて商品を安く見せている業者もいますので。
比較方法は金額ではなく、その商品を使った事例などたくさん見せていただくことが判断材料の一つになるかと思います。

3.意外と知らない?商品の違い

上記2の他に同じ商品と思っていても大きな違いがある場合があります。
たとえば、断熱サッシで複層ガラス(ペアガラス)を使う場合。
同じ複層ガラスでもランクが色々とございます。
ガラスとガラスの間が乾燥空気の商品。
さらにLow-Eガラスと言ってフィルムとアルゴンガスを使っているもの、UVカットの物、真空ガラスのもの等々。

各業者がおすすめする商品についてお客様側もしっかり調べることをおすすめいたします。インターネットの検索サイトなどを使うと商品の違いがわかり、さらにメーカーのショールームなどにいくと体験できるものがございますので体験していただくことも重要です。

4.施工技術の違いを比較

お客様側からみると施工技術の違いにつきましては判断が難しい部分かと思いますがご説明させていただきますね。
断熱材を施工する場合に壁の中には筋交い(耐震用の斜めの木)やボードを貼るための横の木(胴縁)などがありますが、単純に断熱を押し込むと断熱性能が低下して寒さや結露の原因になります。
しっかりカッターを入れて空気だまりを無くす施工は、単純に押し込むよりカッターを入れて施工しますので1.5倍ぐらい時間がかかります、施工費も1.5倍になります。

さらに床の下地のコンパネ(合板)の施工も釘で打って施工するのと、少し隙間を空けてビス止めする場合では手間は2倍違ってきます。

施工費が高くなっても隙間を空けてビス止めする方が床なりしない施工になります。
このように施工技術の違は価格的には高くなりますが、住宅の性能に大きな違いが出てくるので重要です。
お客様が確認するポイントとしてリフォーム業者の施工マニュアルを見せてもらうことをおすすめいたします。

詳細は理解できなくても施工技術の部分でしっかりとマニュアルになっているかどうか?で判断していただければと思います。

5.プラン・提案・対応を比較

見積の金額の安い・高いという部分は、とても重要な部分かと感じますが、出来る限り価格ではなく価値でご判断いただければと思います。
ポイントとしては、プランや提案、担当者の対応を比較するのが良いかと思います。

なぜ?下地から施工するのか?、なぜこのプランなのか?、なぜこのような提案をするのか?、そしてなぜこのような価格になるのか? をしっかりと担当者と打合せするようにしてみてください。

6.まとめ

最後に私が担当したお客様事例となりますが、結露がとてもひどいお住まいのお客様からご相談で他の業者さん4社は換気の改善で表面だけのリフォーム(水回り含む)で500万円前後の見積もりで、当社が全面断熱改修(水回り・サッシ含む)で1000万円というご商談が約2年前にありました。
お客様はご両親様とも相談で、「 今後ずっと住む予定の家なので 」 ということで私を信じていただきました。
結果、今回の冬は暖かく、さらに結露が無いお住まいになって思い切って当社に頼んで良かったと言っていただけました。

極端な事例かもしれませんが、ここまでしっかりリフォームしていただくと先々のリフォームは表面のみリフォームだけになりますのでお安く済みますので20年くらいの期間で見るとお得になります。
さらに20年以上あたたかく、結露の無い生活です。
リフォームは大切なお金を使うことになりますので上記の5つのポイントをご参考にしていただければと思います。
当社の京都支店でも断熱状況や基礎の強度などを機械で測定する建物診断予約(京都市内は無料・近郊の方は事前にご確認ください)や無料の見積もり依頼を承っております。

※サーモカメラで断熱状況を確認した写真↑

気軽に「お問い合わせ」いただければと思います。

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織江強志

札幌・旭川・仙台・福島・東京・横浜などの 支店勤務でのお客様対応経験をいかし 2017年よりWEBマーケティング課として WEBでのリフォーム相談担当をしておりますので よろしくお願い致します。
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