5月末に誕生日を迎え1年のという時間の経過を早く感じている、京都支店設計担当の鍋島 綾菜です。
4月からリフォームの打ち合わせさせていただいておりましたお客様の工事が先日、着工しました。
デザインに力を入れた部分もあり、約1ヶ月半の工事ですが、完成が待ち遠しいです。
さて今回は「 部屋数が足りない~ 」のテーマです。
設計担当として少し悩んでしまうのが、子供が増えたので部屋数が足りない・・・。
片親になって同居することになり部屋数が足りなくなって・・・。と「 部屋数が足りない 」ときのご相談です。
特にマンションは増築や小屋裏利用もできないのでとても悩みます。
そこで私の先輩プランナーたちのアイディアから3つの事例についてご紹介させていただきます。
目次
1.マンションでもできるミドルロフト
部屋数が足りなくなったとき、もう1つ考えることは、お子さんが独立などすると、家族数が減りますので、その後の事も考えながらの事例のご紹介になります。
部屋数を増やすときの一般的な考え方は、2つある部屋を3つにするなど、いくつかの部屋を改築するパターンが多いのですが、今回は1つの部屋で2人分の寝室確保の事例です。
6畳のお部屋に1.5畳の収納があるお部屋を2人分の寝室にします。
1.5畳の収納を撤去して7.5畳のお部屋にして下記写真のミドルロフトをつくります。
上がベッドで下がクローゼットと収納の事例となります。
お子さんが同性の場合などの場合は下図のように左右にミドルロフト。
又は2段ベットのようにミドルロフトをつくり間仕切りにしてしまう方法。
たくさんの部屋を改築して部屋数を確保すると、たくさんの費用が掛かりますが、この方法ですと1部屋分の改築ですみます。
2.LDKの一部を寝室に
次にご紹介する事例は、高齢になった親の寝室をLDKの一部に作った事例となります。
将来的な介護も楽にできる事例となります。
リビングから見ると
他の事例でリビングのTV上に、ご夫妻の寝室用のミドルロフトをつくった事例(戸建て2世帯事例)
3.使っていない和室を利用する
使っていない和室を寝室にした事例ですが、和室を完全な寝室とするとLDKが狭く感じてしまうため、日中は解放できるように、さらに収納量を増やすために小上がりにして畳の下を収納にした事例です。
小上がりですので普段はソファのように座ることもできとても好評です。
4.部屋数を増やす方法のまとめ
マンションでは1番のミドルロフトの提案が喜ばれています。
お部屋やLDKなどでも応用ができます。
また2.3番のようにLDKや和室を利用したプランは戸建ての方にもマンションの方にも好評です。
1つの1つの部屋を狭くして部屋数を増やす方法もありますが、空間を利用する、平面で考えるのではなく立体的に考えると色々な工夫ができるかと思いますので、気軽に「お問い合わせ」や「ご相談」をいただければと思います。
佐々木 綾菜
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