公開日: 2018年12月27日 - 最終更新日:2020年3月22日

京都で意外と知らない~ お住まいの増築について Part1 ~

佐々木 綾菜
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こんにちは、私事ですが、9月25日に入籍しました!
苗字が鍋島→佐々木と大きく変わりましたが、今後ともよろしくお願い致します。

リフォームに関する様々なご相談を頂く中で、今回は増築についてお伝えしたいと思います。
増築につきましては、間取り的なご相談が多いのですが、プランを作ってから法的な問題があり、増築できないということも多くありますのでご参考にしていただければと思います。

目次

  1. 増築されたいお客様の声
  2. 最低限必要な法的なこと
  3. 建物面積と高さ、地域のこと

1.増築されたいお客様の声

・物が多くなりリビングの南側を広げたい。
・浴室と洗面が狭く将来を考えて広げたい。
・子供が増えたので1部屋増やしたい。
・親と暮らすことになったので現状では狭い。
※または、子供夫婦と暮らすことになり。
などのご要望が多いのです。

2.最低限必要な法的なこと

増築の際に、まずしなければならないのは、以下のような法律をクリアしているかどうかのチェックです。

主なチェック項目は
1.面積、高さは大丈夫か?
( 用途地域、建ぺい率、容積率、斜線制限など )

2.建築確認申請が必要な増改築か?( 防火地域の確認 )

3.増築する部分が延焼の恐れのある部分にかかるか?
かかれば延焼の恐れのある部分の防火性能を確認。

4.構造耐力の安全性は確保できるか?

5.シックハウス対策がなされているか?

ざっと挙げても、以上5点は絶対に欠かすことのできないチェックポイントですね。

3.建物面積と高さ、地域のこと

1.は、用途地域や前面の道路幅などによって、広げられる面積や建物の高さ、境界線との距離などが制限されていますので、それを頭に入れながら計画が成り立つかどうか検討が必要になります。

2.は、まず計画の場所が防火地域または準防火地域に該当するかどうかを確認します。
該当すれば、面積・規模にかかわらず増築には建築確認申請が必要だからです。
該当しないのであれば、増築面積が10㎡を超えるかどうかの判断となり、越えなければ申請は必要無しとなります。

次回はこの続きのお話をお伝えできればと思います。
増築工事は、色々な法的な事や税金の関係もございますので間取りだけではなく、気軽に土屋ホームトピア 京都支店にご相談いただければと思います。
2級建築士 佐々木 綾菜

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佐々木 綾菜

入社後札幌で営業・設計を経験し2017年から京都支店の設計として、お客様のリフォームのお手伝いをさせていただいております。趣味は旅行と高校野球観戦です。お気軽にご相談ください。
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