公開日: 2023年7月14日 - 最終更新日:2024年2月26日

リノベ済み築古戸建ては危険?住宅のプロが教える中古物件の買い方-土屋ホームトピア京都支店

佐々木 綾菜
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築古戸建てサーモカメラ

築古戸建てサーモカメラ

こんにちは!
今日も元気に営業している土屋ホームトピアの京都支店です!

最近、築古戸建てを購入してリノベーションを行い賃貸に出す方や、実需としてご自身で住まわれる方が増えています。
そこで本日は、築古戸建てを購入する際にチャックすべき重要なポイントについて、住宅のプロの視点でお話いたします!

目次

  1. 築古戸建ての種類
  2. 古いままの物件を購入しよう!
  3. 築古戸建てを内見する際に見るべきチャックポイント
  4. 【上級者編】築古戸建てを内見する際に見るべきチャックポイント
  5. まとめ
築古戸建ては大きく分けると新築当初のままで築を重ねている「古いままの物件」と、「リノベーション済み物件」との2種類がございます。
古いままの物件では数十年前のデザインと、長年の汚れで家全体がくすんで見えることが大半です。
その分、購入価格も抑えられ物件獲得に要する資金を抑えることができる利点があります。

一方、リノベーション済み物件の場合はすぐに人が住める状況で販売されているため、購入から住み始める期間を短縮することができます。

果たして「古いままの物件」と「リノベーション済み物件」どちらの中古物件を購入するべきでしょうか?

2.古いままの物件を購入しよう!

購入をおすすめする築古戸建てはリノベーションしていない手付かずの物件です!
理由はズバリ!
物件の傷んでいる箇所が分かりやすいからです。

一般的に不動産市場ではリノベーションがされていない物件は売却まで時間がかかります。
多くの方は見た目が良い方を選びがちです。。
これが築古戸建てを購入する際の落とし穴。
我々住宅のプロからするとリノベーション済みの築古戸建てほど怖いものはありません。。

人間の体で例えると、膝のかすり傷に絆創膏を貼り、その上から可愛いシールを貼っていれば傷の状態が分からないのです。
しかも、傷の処置がずさんな場合や、傷を放置すれば膿んでいずれは全身を蝕む原因になりかねません。
我々、リフォーム業者からすると内装の貼替えや外壁塗装をしていないで売っている物件を購入することをおすすめします!

ポジショントークみたいですよね(;^ω^)
スケルトンの状態が確認できることが望ましい

スケルトンの状態が確認できることが望ましい

3.築古戸建てを内見する際に見るべきチャックポイント

前の章では、物件の傷み具合や、治すべき箇所が分かる状態で購入することが重要とお伝えしました。
次に、築古戸建てを内見する際に見るべきポイントについてお話します。

その1:天井に、にじんだような染みは無いか✓
天井の雨染みイメージ

天井の雨染みイメージ

その2:壁と天井の四角く黒ずんだ部分はないか✓
黒ずのチャック

黒ずのチャック

その3:外壁はどこが、どのように痛んでいるか✓
傷んだ外壁のイメージ

傷んだ外壁のイメージ

その1~3のどれか一つにあてはまったしまった物件は要注意です。
ある程度お金のかかる補修が必須になります。
しかし、諦めないでください。

補修と補強のリフォームをすることで問題なく住めるようになります。
物件の欠点が分かったおかげで治すことができ、長く住めるお家を手に入れたのでラッキーです。
リノベーション済みの築古戸建てを購入したことで欠陥が分からず、後々金銭的にもメンタル的にも痛い思いをしたというお客様を沢山見てきました。

4.【上級者編】築古戸建てを内見する際に見るべきチャックポイント

前の章では、目視で行うことができる物件内見時のチャックポイントをお伝えしましたが、この章では上級者向けの物件のチャックポイントをお伝えします。

使用する道具はサーモカメラになります。 ※サーモカメラはリフォーム業者であれば大抵持っています。

●雨漏れ ●断熱材が入っていない部分 ●暖気漏れや通気層の施工度合い 京都支店にお住いのご相談で来場されるお客様から、

「2年前にリノベーション済築古戸建てを買ったけど寒い」
「部屋は綺麗にリノベしてあるけど結露が凄い」
「購入したばかりなのに天井にシミができた」

などのご相談をいただくことが多くございます。

お話を伺い、後日お住まいの診断をさせていただくと、物件に問題点があっても不動産の売買時に「現状引渡し条件」「保証3ヶ月」等の瑕疵担保責任を負わない条件で契約していることがほとんどです。
最近は、お客様寄りの保証に変わってきてはいますが、住み始めてからのリフォーム工事となると、一時引っ越しや、引っ越ししなくても住まいに他人が出入りするので負担になります。

5.まとめ

今回、築古戸建てを購入しようと考えている方に少しでもご参考になればと思い、特に重要なポイントを紹介させていただきました。

不動産は十人十色ならぬ十件十色。
物件によって状態が違いますのでお困りの際はお近くの拠点にお問合せください。
本日お話させていただいた内容と合わせて、リフォームをお考えの際の注意点です⚠

1:築古戸建ては見た目だけで判断しない
2:リノベーション済み物件でも性能診断してみる
3:元々住まれていた方とお話できれば状況を確認する
4:築古戸建てを買う前でもリフォーム業者に相談してみる
5:できれば現状の状態で購入して自分好みのリフォームをしてみる

いかがでしたでしょうか。

土屋ホームトピアでは、築古戸建てのリフォームのご相談を多くいただいております。
様々な面からアドバイスもできますので、購入される前でも後でも、リフォームをお考えの方はぜひ一度お気軽にお声がけください。

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営業時間:9時~18時 ※定休日:火曜日・水曜日
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佐々木 綾菜

入社後札幌で営業・設計を経験し2017年から京都支店の設計として、お客様のリフォームのお手伝いをさせていただいております。趣味は旅行と高校野球観戦です。お気軽にご相談ください。
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