昨年の夏は札幌にいましたので、京都に戻り、5月の時点で札幌の真夏並みの暑さを体感している京都支店の鍋島です。
今回は久々に京都の夏を過ごすことになりますので、住宅リフォームの担当者としての夏の暑さ対策、2階でも快適に睡眠がとれる方法についてご紹介させていただきます。
目次
1.寝る前に体をあたためる
暑くて眠れな~~いという話題なのに、体をあたためる内容からになります。
実は眠りにつく前に人は、体から熱を逃がすことで体温を下げるのですが、熱帯夜などの場合は体温をスムーズに下げる事ができない状態のため眠れない現象となります。
そこで
①お休みになる1時間前ごろに、ゆっくりと入浴することです。
さらに入浴後は、パソコンやスマホなどの明るいものは見ないようにして、間接照明のあるお部屋などで寝る準備を整える。
ポイントはシャワーではなく浴槽にゆっくり入ることになります。
②上記と同様の理由ですが、ゆっくりとストレッチなどを行い、
体の固まっているところをほぐすことにより体が温まりますので、その後は体から熱を逃すことで体温を下げるため、眠りに入りやすくなります。
2.エアコンをつけず湿度を下げる
次にリフォーム会社の社員としてのご提案内容になります。
同じ温度でも湿度を下げると快適な睡眠につながります。
エアコンを使って湿度を下げる方法もございますが、今回はできるだけエアコンを使わない方法となります。
1つ目はエコカラットというLIXILさんのタイルになります。
調湿効果は珪藻土の約3倍くらいになります。
※枕側の壁のエコカラット
寝ている間に汗もかきますので電気代もかからずおすすめです。
2つめは、少しの電気代で除湿する換気扇もありますので、こちらも有効かと思います。
3.窓から離れた位置で眠る
お客様のお住まいにお伺いすると意外と多いのは窓側にベッドを設置されている方が多い事です。
出来れば頭の方は窓のない内壁にすると温度差が無く快適な睡眠につながります。
写真の事例はクローゼットの扉もなくして回遊型にした事例となります。
4.断熱・気密を良くする
これも意外にご存じない方が多いですが、断熱・気密を良くすることです。
日中は南面に直射日光が当たり、夕方は西日が西面に当たりますので、夜になっても外壁の余熱が部屋に伝わり室温を上げてしまいます。
2階が寝室の場合は、外部に接する部分を断熱することです。
外壁面、天井裏の断熱となります、床や内壁は不要となります。
さらに断熱材の室内側に防湿シートを貼り、気密を高めると窓を少し開けただけでも風の流れをつくることが可能です。
さらに窓を樹脂サッシのLow-Eガラス(遮熱タイプ)を南面、西面に使用することにより日中の暑さも室内に入れないことになります。
5.暑さ対策のまとめ
最後に暑さ対策のまとめとなります。
まずは生活面から。
眠る1時間くらい前に体をあたためる、ポイントは入浴でもストレッチなどでも、「ゆっくり」がポイントです。
次に寝室の環境面からは湿度下げて、出来るだけ内壁側で寝る環境とする。
最後に住宅の性能面を向上させる。
断熱やサッシの交換で断熱・気密を高める、こちらは冬の寒さ対策にもなります。
リフォームにはお金がかかりますが、光熱費の削減と、なにより快適な睡眠で翌日の活力につながりますので気軽に「お問い合わせ」いただければと思います。
少しでもご参考にしていただければうれしく思います。
佐々木 綾菜
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