公開日: 2018年5月13日 - 最終更新日:2018年5月13日

京都での「底冷え」、「足元の寒さ」対策のポイント

越尾亮太
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5月3日から京都支店はリニューアルオープンして多くのお客様や関係者の方にご来場をいただき感謝致します。
気持ちも新たに、皆さまのお役に立てるようにという思いが強くなった越尾(こしお)です。
ご来場いただいた方のご相談で、京都の「底冷え」についてのご相談が多くありましたので、今回は「底冷え」、「足元の寒さ」対策についてご紹介させていただきたいと思います。

目次

  1. 1.京都の地形による底冷えの原因
  2. 2.京都の建物状況による底冷えの原因
  3. 3.床暖房システムによる改善
  4. 4.床の断熱リフォームによる改善
  5. 5.まとめ

1.京都の地形による底冷えの原因

京都と大阪の気温を比較すると最高気温は、ほとんど変わらないくらいですが、最低気温は2度前後京都の方が低くなります。
これは京都が盆地という地形のため、日中と夜の寒暖差が大きくなるのが原因となります。

冬の盆地は下に冷気がこもってしまう形状なので気温が下がります。
つまり日中は暖かくても夜になると急激に温度が下がるために他よりも寒く感じる部分も多くなります。

2.京都の建物状況による底冷えの原因

これは、私が東京から京都に戻っての個人的な考えになってしまいますが、京都は畳の文化が長くあったからだと感じます。

畳は断熱効果もありますので、床下に断熱材を入れないという流れがあります。
それは断熱材を入れることにより畳が湿気るという考えが最近まであったからです。
ところが最近は洋室も多くなっていますが床下に断熱材をしっかり入れるという習慣が少なかったため、床下に断熱材を入れているお住まいが少ない気がします。
そのことによって床下からの冷気がお部屋に入ってきますので、足元が寒いという状況になります。
京都が底冷えするというのは、このような建物状況もあるではと感じております。

3.床暖房システムによる改善

「底冷え」対策の1つとして床暖房がございます。

先程ご説明したように京都は足元から寒さが大きいので床暖房は効果的な対策の1つです。
他の暖房機との違いのポイントは1つ目が頭寒足熱効果(足元があたたかく頭の方が温度が低い)
2つ目は、エアコンのように温風を出さないので埃などが
空気中に拡散しなことになります。

床暖房も大きくは熱源で3つのタイプがございます。
①灯油を熱源としているシステム
②ガスを熱源としているシステム
③電気式の暖房システム
それでは、光熱費はどれがお得なるかというご質問をいただきますが、熱源の種類、今回使用の床暖房の面積、ガスの場合は都市ガスかプロパンか、お客様の契約形態などによって異なってきますので京都支店の越尾(こしお)までご相談いただければと思います。

私個人として施工実績では、電気式の床暖房が一番多く、次にガス暖房の順になります。他と比べて電気式床暖房の特徴として
●パネルが薄いので床の段差ができない点 
●遠赤外線効果(太陽光と同じ輻射熱)があるので「ひなたぼっこ」のような感じ。 
●クリーン効果、火をしないので安全性と環境にもやさしい。
●初期投資も他よりも安価になる場合が多い点という理由で条件が合えば電気式の物をおすすめさせていただいております。
ちなみに6畳の場合の電気代目安は、月約3,000円(条件:8時間×25円/kwh×40%で算出の場合)程度となっております。

4.床の断熱リフォームによる改善

あたたかくして、さらに光熱費削減の方法もございますのでご紹介させていただきますね。
断熱リフォームの内容になります、京都では断熱リフォームしても、あまり効果が無いと思われている方もいらっしゃいますが、当社は札幌から始まった会社なので北海道仕様の断熱施工を標準としております。
東京・横浜・神戸・福岡でも北海道仕様の断熱施工にお喜びの声をたくさんいただいております。
断熱材自体も北海道で使用する高性能グラスウールを使用しておりますが、一番の違いは施工技術の違いにあります。
この施工技術はリフォーム施工マニュアルのディテールとしているため、大工さんの「経験」や「腕の差」に左右されないことが品質の統一につながっております。

5.まとめ

「底冷え」は足元の寒さが大きな原因となりますので、本日は床暖房と床断熱リフォームのご紹介をさせていただきました、両方していただくことが一番良い事ですが、1つのお部屋だけあたたかくしたい場合は床暖房、全体的に暖かくしたい場合は断熱リフォームをおすすめします。

断熱リフォームの詳細につきましては、以前に書いた「京都で北海道仕様の断熱リフォーム5つのメリット」という記事がございますのでご参考にしていただければと思います。
本日の内容につきましてのご質問やご相談は気軽に「お問い合わせ」より連絡をいただければと思います。

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越尾亮太

京都支店長:10年間過ごした大変思い入れのある京都で、当社の北海道で培った安心で快適なリフォームをご提案させて頂きます。どうぞお気軽にご相談ください。
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