公開日: 2018年5月1日 - 最終更新日:2018年5月2日

意外と知らない?京都での耐震リフォームのポイント

越尾亮太
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子供の頃、両親に連れて行ってもらった葵祭。
京都支店と神戸支店の仲間と行くことになり楽しみにしている越尾(こしお)です。

神戸支店の仲間からは、神戸は震災があったので耐震リフォームはほとんど終わって耐震リフォームのご要望は少ないと聞きましたが、京都には耐震化されていない住宅も多くありますので、今日は耐震リフォームのポイントのご紹介になります。
平成12年以降に確認申請を受けて新築された方は、雨漏れや結露のなどの劣化が無ければ本日の内容はクリアしているので問題ありませんのでご安心ください。
平成12年より前に新築させれた方(戸建て)は、是非ご一読いただければと思います。

一般の方向けに、できるだけ簡単な表現をしたいと思います。
※専門家の方から見ると一部正確ではないと思われる表現もございますのでご了承くださいませ。

目次

  1. 1.横揺れに対する対策
  2. 2.縦揺れに対する対策
  3. 3.耐震用の壁をバランスよく配置する
  4. 4.まとめ

1.横揺れに対する対策

早々ですが、本来は単純に縦揺れ対策とか横揺れ対策というように決めつけた表現はできない部分があるのですが、ここでは縦揺れ横揺れの表現にさせていただきます。
横揺れ対策は、一般の方も聞いたことがある方もいらっしゃると思うのですが、筋交い(柱と柱の間にある斜めの木材)があります。

なんとなくでも横揺れに対して交互やタスキに筋交いがあると強そうなイメージになりませんか?
その他に柱などを合板(構造用合板)で固定すると揺れなくなります。
大きく分けると筋交い又は面(合板)で補強していることになりますので、ご自分の住まいの把握をしていただければと思います。
ここで重要なポイントは、平成12年より前の建物は、筋交いなどが不足している可能性があるということになります。
さらに劣化やシロアリ被害等で現在の筋交いなども機能していない可能性も?
対策は、まず建物診断をしっかり行い現状を把握する。
図面だけでは無く、診断をもとに補強箇所を検討する。


2.縦揺れに対する対策

よく直下型地震ということをお聞きになったことがあるかと思います。
縦に突き上げるような揺れ(本来、直下型地震と縦揺れは同じではありませんが)があります。
阪神淡路大震災以降に平成12年からは、新築では直下型耐震金物(ホールダウン金物)が義務化されました。

基礎コンクリートと土台と柱を金物で固定します、これはコンクリートが固まる前に金物の一部をコンクリートに埋め込みますので土台と柱と一体化できます。
平成12年より前に新築された方は、この金物がついていない可能性が高いです。
縦揺れと書きましましたが正確には横揺れでも縦に引き抜きが起きます。

だんだんわかりづらくなりますので・・・。
つまり揺れにより基礎から土台や柱が抜けてしまうと家が倒壊するということです(ほぞ抜け)。
それでは、新築のときに使っているホールダウン金物をつければ・・・。
と思われるかもしれませんが前記したようにコンクリートが固まる前に埋め込まなければならないためリフォームでは無理な場合が多いです。
そこで当社では、リフォーム用の後付けタイプのシェイクブロックというオリジナル耐震金物がございます(※実用登録済み)

東京都では「安価で信頼できる金物」の選定をいただき、多くの実績もございます。
ちなみに安価で・・・というぐらいなので通常の40坪ぐらいのお住まいですと4カ所で金物代と施工費を合わせて15万円ぐらいです(外壁等の部分解体、復旧等は別途)。
筋交い補強や合板の補強は、どの会社でも施工できますが、この「ほぞ抜け」対策の金物や補強ができる会社はとても少ないです。
しかしとても重要なポイントです。

3.耐震用の壁をバランスよく配置する

平成12年以降で もう1つ義務化されたのは耐力壁をバランスよく配置することです。
ここも簡単に説明すると南側に窓を多くして北側はトイレなどで窓が少ない場合に、南面に筋交いが少なく、北側に筋交いが多い場合にねじれが生じる・・・。
表現は別としてなんとなく南側が弱いな~って感じはご理解いただけますか?
それでは、南面窓を小さくして筋交いを入れましょう、と言いたいところですが、出来れば南面の窓は大きい方がいいですよね。
そこでこちらも当社が解決します。
開口フレームという耐震用の枠を窓周りに入れることで筋交い入りの壁補強するのと同じくらいの効果を発揮します。
さらに大きな地震の時は窓や扉らが歪んでしまいますが、この枠(開口フレーム)を入れたところは補強されているので緊急時の避難経路になります。

当社では「命の窓」と言っています。

4.まとめ

いろいろな耐震対策と言いながら当社の宣伝が多くなってしまいましたが(汗)
当社では、阪神淡路震災の時のボランティアの経験や東北での東日本大震災での経験(岩手・宮城・福島に当社の拠点が6カ所ございます)から耐震リフォームは
「家族の命を守る」という思いで取り組んできました。

その経験を京都でもお役にたてればと思っておりますので、気軽にご相談くださいませ。
無料の診断および耐震計算も実施しております

「お問い合わせ」より診断のご予約、またはご相談いただければと思います。

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越尾亮太

京都支店長:10年間過ごした大変思い入れのある京都で、当社の北海道で培った安心で快適なリフォームをご提案させて頂きます。どうぞお気軽にご相談ください。
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